ステンレスの板材には研磨品と未研磨品とがあり、表面仕上によって価格が異なります。
弊社では主に下記の仕上げを取り扱っています。
未研磨品
未研磨品は裏表の区別がなく、保護材も貼られていません。
切断工程の段階で多少のキズや汚れがつきますので見栄えが必要な用途に使う場合は適していません。
No.1仕上げ
No.1とは「なんばーわん」と呼ばれ、銀白色で光沢のない仕上げです。
熱間圧延後に熱処理、酸洗(または準ずる処理)を施したものです。
3mmm以上の板厚になります。
No.1仕上げ 2B仕上げ
2Bとは「つーびー」と呼ばれ、やや光沢がある仕上げです。
冷間圧延後に熱処理、酸洗してできる2D材に適度な光沢をあたえる程度の軽い冷間圧延を施したものです。
2B仕上げ 研磨品
主に片面を研磨によって仕上げ、保護材を貼ったものになります。
見栄えが必要な用途に適しています。
#400片面研磨
#400とは「よんひゃくばん」と呼ばれる、2B材を400番バフによって研磨仕上げしたものになります。
鏡面仕上げと呼ばれるものはもっと目の細かいものでバフ研磨仕上げしたものを呼びます。
更に目の細かい#600(ろっぴゃくばん、準鏡面仕上げ)や #800(はっぴゃくばん、鏡面仕上げ)等もありますが、
別途研磨作業が必要になります。
研磨面は片側面のみで、表面保護材としてSPVシート貼りとなっています。
#400仕上げ
HL(ヘアライン)片面研磨
HL(Hair Line/ヘアライン)とは適当な粒度(150〜240番)の研磨ベルトで髪の毛のように長く連続した研磨目をつけた仕上げ面となります。
研磨に方向性があるため、正方形や真円以外の場合は方向の指定が必要になります。
研磨面は片側面のみで、表面保護材としてSPVシート貼りとなっています。
HL(ヘアライン)仕上げ HL(ヘアライン)研磨方向