レーザー加工で穴あけをした時のバリはどのようなものですか?

レーザー加工で穴あけをした時のバリはどのようなものですか?

レーザー切断での穴あけや開口加工は一般的に非常に精密な切断が行えますが、その過程でバリや突起部が完全にないとは限りません。
通常は大きな板から一筆書きのような手順で切り抜くため、切断の開始と終了部分に小さな突起部が形成されることがあります(写真の三角印部)
これは、切断開始時にレーザーが物質に入るために生じるものや、切断終了時に余分なエネルギーが放出されることによるものです。
板厚が厚いほど突起部が出やすくなります。

これらの突起部は、通常、後処理工程で取り除かれるか、加工します。例えば、研磨や研削などの手法を用いて平滑化することがあります。
また、特定の用途においては、突起部が許容範囲内である場合もあります。

弊社では後処理の工程は行っておらず、レーザー切断後の状態での引き渡しとなります。


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